届かない青空に手をのばして

自閉症スペクトラムの息子とシングルマザーの日々のこと

診断書の有無

発達障害なのか

違うのか。

 

自閉症スペクトラムと診断されたのか

診断されてないのか。

 

はっきりさせたいという思いが

私の中で

どんどん大きくなっていきました。

 

そこで、心理面談の時

臨床心理士の先生に

確かめることにしました。

 

診断したかを明確にしないケースも多く

診断書の有無に関わらず

療育センターでのサービスは同じなので

こだわらなくても大丈夫だし

診断書は行政サービスを受けるための

パスポートのような物だとのこと。

 

息子の場合、手当て受給や

療育手帳取得の対象ではなく

すぐに診断書は必要ないとのお話でした。

 

臨床心理士の先生は

ゆっくりと言葉を選びながら

伝えてくれました。

 

先生と初めて面談した時

「医師の説明とお母さんの認識が

違うことがあるので

診察の時に医師から説明されたことを

教えてください。」と

言われました。

そんなことがあるなんてと

思っていましたが

まさに私のことでした。

診断されていないと思い込んでいた私を

痛々しく思っていたでしょうか。

 

どうしても確認したいのであれば

また診察の予約を取りましょうとのことで

順番待ちをすることにしました。

しかし、この予約は後日

療育センター側の都合で

キャンセルになってしまったので

結局、診察を受けたのは

初診の一度のみです。

 

その後、小学校入学前に

放課後デイサービスの利用を考えた時

通所受給者証取得のため

診断書を書いてもらうか悩みましたが

学童利用にしたので

まだ診断書は取得してません。

 

手当て受給や

療育手帳取得の対象ではなくても

精神障害者保健福祉手帳は対象のようで

そのために診断書を書いてもらうかは

今もまだ悩み中です。

 

多くの子供達を見てきた

保育園の先生が指摘するのだから

発達障害の特性があるのは間違いない。

 

発達障害だと

自閉症スペクトラムだと

診断されたとすると

その後の療育においても

小学校入学準備においても

違和感がなく

すんなりと手続きが進んでいきました。

 

診断書も私が求めれば出るのだと思います。

回り道をして長い道のりでしたが

診察の結果を受け入れるのに

2年ほどかかってしまいました。