届かない青空に手をのばして

自閉症スペクトラムの息子とシングルマザーの日々のこと

転園決意

先生は軽く叩いている

もしくは触れているだけのつもりでも

息子にとっては

ぶたれたと感じていました。

 

大げさだと笑われるかもしれない

他の保育園でも

同じような状況かもしれない

 

しかし、息子は確実に傷付いていました。

何とかしないと

どんどん時間が過ぎていき

息子の傷も深くなり

取り返しのつかないことに

なるかもしれないと焦ります。

 

保育園の先生と話をしても

何も解決しなかったので

市役所まで相談に行きました。

 

保育園のことを告げ口するようで

躊躇しましたが

行動を起こさないと

状況は何も変わりません。

 

市役所の職員の方は

私の話をよく聞いてくれ

園長先生が変わらない限り

環境は変わらないと思いますと

話していました。

 

そこで、その場で転園希望の申し込みを

することになりました。

 

あんなに悩んで決めた保育園なのに

あの悩んでいた時間は何だったのか。

 

またあの大変な慣らし保育を

始めなければいけないのか。

今度は仕事をしながらの慣らし保育なので

とても不安でした。

 

発達障害の子でなかったら

あのまま通えていたのかもしれない

 

先生から注意されることも少なく

2ヵ所目の保育園ほどではないにしても

最初の保育園でも

楽しい保育園生活だったかもしれない

 

あんなに悩んだり調べたり

仕事に遅れたり早退して

保育園や市役所と相談することも

なかったかもしれない

 

今さらあの日々を思い出しても

仕方のないことだと

分かってはいても

感情が止まらなくなってしまう時が

あります。