届かない青空に手をのばして

自閉症スペクトラムの息子とシングルマザーの日々のこと

初診の日

いよいよ初診の日がやって来ました。

息子は4歳2か月でした。

初診では

発達障害なのか診断されないと

勘違いしていたとは言え

やはり緊張していました。


診察室に入ると、先生と挨拶して

名前や年齢

どうやって療育センターまで来たかなどの

質問を息子が受けました。

 

それから、おはじきなどを使った

知能テストのようなものを受けました。

息子は次々と質問には答えましたが

ひらがなは読めませんでした。

ひらがなはまだ読めなくて大丈夫ですと

先生はフォローしてくれました。

 

息子への質問が終わると

部屋の端にある

おもちゃが置いてあるコーナーで

遊んでいるよう息子は言われました。

 

素直に遊ぶ息子を見て

ひとまず、ほっとしました。

 

次は、私への質問です。

三歳児検診では

何も指摘はなかったか確認され

保育園での様子

家庭での様子が

主な内容だったかと思います。

 

私の話をじっくり聞いてくださる先生で

診察時間の一時間はあっという間でした。

 

胸に突き刺さったトゲが取れていくようで

ほっとして

最後は涙が込み上げてきました。

 

それまで一人で悩み続けていた私は

本当に診察を受けて良かったと

心から思ったのでした。