届かない青空に手をのばして

自閉症スペクトラムの息子とシングルマザーの日々のこと

登園時の別れ際

朝、保育園に到着して

したくが終わっても

息子は私と離れられず。

 

後から来た親子達がしたくを終えて

どんどんバイバイしていきます。

私もその波に乗りたくても

全く離れない息子。

 

見かねた先生が抱っこしてくれると

少しは落ち着く日と

それでも泣き続ける日と。

息子を無理矢理引きはがして

出勤する日がほとんどでした。

 

息子の泣き顔が頭から離れず

罪悪感で心が埋め尽くされ

それでも働かない選択肢はないので

暗い気持ちで仕事に向かっていました。

 

他の子と比べてはいけないと思っても

自分でしたくを済ませ

行ってらっしゃいと笑顔で

お母さんを見送っている子達が

とても眩しく見えてしまいました。

 

小学生になった今でも

朝はなかなか離れられません。

息子にとって

私と離れて集団の中へ入っていくことは

不安が大きいのだと思います。

 

怒るのではなく

優しく見守ろうと思っても

朝は毎日慌ただしくて

なかなか穏やかではいられません。

 

今となっては私もだいぶ慣れましたが

他の子の様子を見てしまうと

やはり複雑な気持ちです。